砂米

劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレの砂米のネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

個人的に見どころは歌とドッグファイトの戦闘シーン。ドッグファイトはもっと見せて欲しかったくらい。歌は最高でした。

ただ、要所要所で素敵なシーンはありますが作品全体としてはパッとしなかったです。
物語は濃いはずなのに観終わった後はぼんやりとしているというか、薄かった印象。群像劇を活かせていなかった。
ワルキューレやフレイアの星の騎士達、それぞれの人物に物語があるのだけど、どれもサラッとなぞるだけで中途半端な印象を受けます。それなら誰か1人に焦点を当てた方が良かったと思う。とにかく勿体無かった。

アニメ総集編で詰め詰めな筈なのに間延びした感じを受け、正気に戻ってしまう時が何回かありました。
原因を妹と一緒に観たので2人で話し合ったところ、起承転結がはっきりしてなかった点かなと。どこで転なのか、結ぶなのかもう少しハッキリさせた方がサクサク観れて楽しめた気が。

映画の時間の都合上もあると思うので、TVシリーズだとそれぞれの立場の話がより深く掘り下げて面白いのだろうと思います。


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主人公格のフレイアは良い子ですが触覚に馴染めなかったのと行動が突拍子がなかったり性格に人間味があまりなく微妙でした。
むしろ他のワルキューレの子達の方が感情移入できた。

あとは顔の作画が雑です。目の縁取りは元々個性のある感じ。アイライン引くの下手すぎるのではと突っ込んでしまった。
パフォーマンスもCGになってしまったのが悲しかった。Δがプリキュアと言われてるのは人数多いだけで安直だなと思っていたけど確かにプリキュアEDを彷彿とさせます。

好きな場面は境遇から感情の起伏が少ない美雲さんがワルキューレによって感情や意思を得るところ。あの大きい美雲さんが歌ってるシーンは素敵でした。
あとは騎士団の仲間内でのすれ違いというか裏切り、そこからの内部での選択。
カナメさんと死神の機体の男の人のお話。
砂米

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