妖の姿を見ることができる高校生・夏目貴志は、強力な霊力を持っていた祖母・夏目レイコの遺品《友人帳》を相続する。日本の片田舎を舞台に、妖と人間との交流を描いた同名コミックをアニメ化した人気シリーズ初の劇場公開作品。
◆良くも悪くも《夏目友人帳》
劇場公開作品と言うことで、一見さんにも優しい仕様。冒頭からちょこちょこ解説を挟みつつ展開していくのだが、長らくアニメから遠ざかっていた僕にも優しい仕様でした。
ストーリー自体は劇場版だからどうだってことは無い、いつものアニメシリーズで展開されるような話。
☑︎ 五丁町に暮らす母子
☑︎ 三分割されたニャンコ先生
☑︎ 記憶を失ってしまった友人、多軌。
☑︎ 大妖怪を狙う《祓い屋》
それぞれの事件が収束して、最後にはほっこりほろりとする心温まるエピソード。
長命のあやかしにとって儚い人間の一生は刹那的なもの。田園風景との相乗効果でいい感じにエモい気分に浸れる、シリーズの良さがそのままでている作品で良かった!
卓球混合に柔道と、序盤から白熱する東京五輪の箸休めに丁度いい。夏休みにぴったりなアニメ映画でした。