マスカレード・ホテルのtomoyoのネタバレレビュー・内容・結末

面白かった。映画館という制限された空間で見られてよかった。
大きなストーリーの中に良い意味で裏切られる小さなエピソードが散りばめられ、最後に序盤・中盤のエピソードと繋がるのが面白い。
小さなエピソードは伏線→回収が早いのでドキドキしたりホッとしたりの繰り返しが多く飽きさせない。中だるみが無い。
その小さなエピソード達の中に事件の大事な要素が隠されてる、と言うのが事件の犯行内容・トリックと同じと言う二重の演出になってるのが面白い。
豪華キャストが多いので、ある程度出演者の情報は頭に入れてた筈なのにすっかり忘れてて、最後に犯人が分かった時の驚きがあった。出演されてるのすっかり忘れてた。
また、ホテルマンの機微が身についていく様子の新田（キムタク）が分かりやすくて良かった。その結果としてキーアイテムの「文鎮」のズレで助ける事が出来たのが良かった。その瞬間のシーンだけ文鎮が映るカットがアップでは無く俯瞰でわずかに見える程度なので、映画よく見る人は「志村後ろ後ろ！」状態だったでしょう。見ない人は分かんないかもしれないね。
やはりセットが豪華、音楽も豪華、キャストも豪華、この予算はドラマでは難しい、映画で見られてよかった。