ゆた147

ローマンという名の男 信念の行方のゆた147のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

信念のための動機が欲に染まった時。

ローマンという男は信念の男。権力によって歪められた慣習を打破すべきだ。そのように見て取れる信念を持ち続けてきた。その信念がパートナーの不幸からブレ始める。

"1番の敵は仲間にいる"って文言があった様な気がします。その通りですね。仲間が仲間でなくなった時…堪えるだろな。同じ信念を持っているってのはそれだけ大きいものなんですね。

自身の信念が正しいことをってのはわかっているのに、1人になるとこれでいいのかと疑ってしまう。劇中でのセリフで"あくまで理想。大半は目を瞑っている。"自分が異端なのだとおもえてしまうんでしょう。周りに流されるのもいいものじゃないか。人間は(孤独に?)弱いのだから。
社会を動かす程のことをやろうと思っている人に立ちはだかる壁ですね。

先人って凄い。
ゆた147

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