“事実は小説よりも奇なり”という言葉が好きではない。人の想像・創造力が軽んじられているように思えるからだ。しかし一方で本作のように実話をベースとした作品は創作では及ばないようなリアリティがあるのも否定はできない。
でも、例えば完全な創作としてこの脚本が書かれたとなると、企画段階でアウトになっていたんじゃないだろうか？
アメリカでは誰もが知る惨事かもしれないが自分は知らなかったので、まさに衝撃的なラストに打ちのめされてしまったわけで…あらためて実話ベースの映画の容赦のなさを痛感せずにはいられない。
現実は残酷である。だからこそ創作には救いを求めたいんだけどなぁ。
