音楽が良すぎるね…
狂乱的なムードの中進む物語は、エミールクストリッツァのお家芸!
コメディとか熱気ににはすぐほだされてしまう私だけど、
多分この映画の引力はそこではない。
物語に混ぜ込む色気が絶妙だ。
割り切れない思いが爆発してるし、傷を負う。
荒唐無稽な話しに終始するし、みている方としては置き去りにされる感がある。
が、熱の糸は消えない。
印象的なセリフ。
「許そう、だが忘れないぞ」
ビビッときた。
自分の人生でここまでの事を言える友情にはたどり着いていないかも知れない。
ただ、決別は経験した。
今、この言葉がじわじわ私の中で育ってくる感じがする。
逆の表現で言うと
「忘れないけど、許そう」
心情を貫くとき、強い言葉が欲しい。
心情を貫くとき、何かを失う事がある。