どれだけの音楽の追求をしたらこんなパフォーマンスができるのだろうか。狂気じみているくらいである。
一度だけ母に坂本龍一のコンサートに連れて行ってもらったことがある。
当時は小学生で音楽の知識もなく、なにがなんだかサッパリだったがその時感じた心が浄化される感じや逆に音楽によってザワザワと胸騒ぎがする感じがとても印象的だったことは覚えている。
それから、大人になるにつれて勉強時、就寝前、何か悩んだ時、落ち着きたい時には必ず聴くようになっていた。
訃報を聞き、そして今回のパフォーマンスを見て、どうかただただ安らかに静かな音楽の鳴る世界で過ごされていることを願う。