この豪華キャストによる近未来アクション大作は、韓国ではかなり期待外れの興行成績に終わってしまったそうです。
韓国以外の諸外国ではNetflix限定公開でしたが、日本で劇場公開していたとしてもそんなにヒットはしなかったかも…と感じてしまう点は全体を覆うそのダークネスに好き嫌いが分かれそうな部分と、難解な世界観にこちらの頭が未整理のままお構いなしに展開されるアクションに対して少し鑑賞しづらい感覚を感じたからでした。
せっかく139分もの長尺が許されているのですから、もう少し分かり易く物語を導入させてから盛大なアクションを盛り付けていってもよかったのでは、と思います。
原作は押井守の傑作とされるアニメで、そこに関して知識の無い自分には舞台設定や結末の改変などが正しいものであったのかどうかは分かりませんが、とりあえず押井守本人からは◎の評価を与えられたようですね。
カン・ドンウォン＆チョン・ウソンは、それはそれはカッコ良いです。
ただ、二人のタイマンは必要だったのかどうか…。それまで渋い存在感で控えていたチョン・ウソンを無理矢理にでもアクションの見せ場に押し上げてる感じがして、少し残念な気がしました。
