じょん

娼年のじょんのネタバレレビュー・内容・結末

娼年(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

 一言で言えば、性癖博覧会。いろんな性癖の男女が現れ、その性癖を語っていくような展開。
 主人公は娼夫(?)だからこそ、仕事での、愛のないセックスが前提にありますが、本作では愛のないセックスを否定するわけでも、肯定するわけでも、そもそも愛=セックスの構図すら越えているような。愛のないセックスだからこそ救われるものがあったり、性的嗜好自体がひとそれぞれであり、それを許容する/されることの精神的な繋がりが大切なのだということが主題なのだと感じました。
セックスを、性的欲求や性的嗜好を否定するのではなく寄り添ってくれているような人間を肯定する作品なのだと思います。
 なので、エロいものを見たいという
目的の方は物足りないのかもしれません。
 愛とは?セックスとは?と思う方こそ見てほしいと思います。
じょん

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