はなむしはがね

娼年のはなむしはがねのネタバレレビュー・内容・結末

娼年(2018年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

松坂桃李の演技は申し分ないが、石田衣良の表現が子どもっぽすぎる。「女の欲望というジャングルに踏み込んでいった」とかいう表現バカすぎるだろ。好きな本の話でエロスの概念より、哲学者が日常的な話してる方が楽しいと主人公は言っている。それが答えじゃん。もう主人公答え出してるじゃん。謎の葛藤とセックス。どうでも良すぎる。日常を求めてるのに、普通に大学行って就職して何が楽しいんだ?とか言われても…。
娼年たちはみんな子どもっぽすぎる。子どもっぽく書いているんだろうけど、石田衣良は4teenもそうだが思春期真っ盛りみたいなバカな性の話を書くのはうまいかもしれないが、大人っぽくはない。これが大学生ですか?とか思ってしまう。大学生の設定ではあるが心は少年なんだ、と思えば納得できないこともない。
石田衣良の表現×大人な映像監督、このミスマッチ感が良くない。