Keiko

娼年のKeikoのネタバレレビュー・内容・結末

娼年(2018年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

三浦大輔…この監督って演劇出身の人で、それなりに評価されてるはずなんだけど、私はどうにも苦手だなぁ。
『何者』の演出は嫌いじゃなかったから、たぶん彼の性描写が駄目なんだろうな。『愛の渦』も変、というか、全部AVの模倣だったよね?
とにかく濡れ場の演出が下手すぎて、彼はAVを真実だと信じて大人になってしまったんだろうなぁと思った。こんなものを映画とは呼べないかな。

サングラスあたりからはコントに見えてきて笑いが止まらなかった。
(描きたかったテーマはもっとしっとりとした妖艶さだと思うんだけど)

俳優陣の体を張った演技は素晴らしかった。だからこそもったいないよなぁ。
大学の女友達を演じた桜井ユキに関しては、『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』のベッドシーンが涙が出るほど綺麗で情緒的だったから、それと比べて悲しい気持ちになってしまった。同じ脱ぐ仕事でも、撮る人が違うだけでこんなに変わるのかぁ。
(彼女が着けている下着が、他の女性陣と比べてかなり安っぽいあたりは芸が細かい。まだ学生だから下着に気を遣わない感じ)

主演の松坂桃李の頑張りもすごい。彼もこの演技指導には疑問を持っていただろうに、振り切ってたなぁ。

元宝塚の真飛聖は、もっと仕事選んでもいいと思った。
Keiko

Keiko