とうがらし

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男のとうがらしのレビュー・感想・評価

3.5
ファッション(流行)という言葉を嫌うファッション・デザイナー。
ドリス・ヴァン・ノッテンは、芸術とファッションの狭間で葛藤する。
流行に抗う彼の自由なクリエーションも、売れなければ続けられない。
ファッション界に身を置く者の宿命。
彼の葛藤が、彼のクリエーションに独自性と気品を与える。

ファッションにあまり興味ない私でも、彼のファッションデザインには魅かれる。
芸術は、作者(自己)の世界から巣立ち、他者の世界で調和あるいは反駁の目に晒られることで、成長を遂げ、初めて芸術となり得る。
心から支え合えるパートナーがいるのは素敵なことだね。
超一流芸術家の思索に触れると、魂が震える。

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=Ff1jYJLlrAI
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