マッテリー

アザーライフ ~永遠の一瞬~のマッテリーのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のTDA薬物管理局のシーン。
職員「他の規制薬物とはどう違うの?」
主人公「薬物じゃありません」
職員「リスクがある」 
主人公「それは薬物でも同じこと」
どっちだとツッコミたくなった細かい点。笑
翻訳の都合なのかな。

所々にTDAでの会話シーンが挟まれる。
後半に「承認」のスタンプが押されているけど
時系列としてはどの段階での出来事だったんだろう。

度々表示される時計。
「もう5日も進行中だ」
とサムが発言するが
時計の時間は減っていく。
残り5日じゃないの?
「GOES LIVE IN」
何日後にライブになるか、締め切りのこと?

仮想世界の中で監禁されていた部屋は
プログラムされていた空間だろうけど
脱獄後の部屋の外はレンの想像から生まれた空間?
被験者によって外の世界が変わるのかな。
レンしか知らないはずの実家の細部が描かれていたということは
レンの記憶が元になった世界なんだろうか。

終盤にレンとサムとバイロンが
辺縁系について話すシーン。
「脱出した時だ」「双方向が可能なんだ」
この辺りのやり取りをもう少し分かりやすく描写して欲しかった。
レンの記憶だけでなく、目薬を使った弟やダニーの記憶も双方向によって受信した結果が、レンの監禁された部屋の外の世界に反映されていたのかな。

仮想世界の中で、ダニーと実家で過ごしたシーン。
起床直前のレンの瞳の万華鏡描写は何を意味していたんだろう。

前半ではレンが少々自己中心的に見えたけど
気付いたら感情移入していた。

サムに無理やり仮想世界に放り込まれて
二回目の監禁生活が始まった場面。
サムに否定的になっていたバイロンがレンに駆け寄る。
「緊急用の注射器でレンを助けるのか!?」と
期待したのも束の間、サムにデータ記録用の装置を渡し加担。「そっちかよっ!」
バイロンがここでレンを助ける展開もありだったと思う。

後半にかけてサムの利己的な行動が目立ち
モヤモヤしたけどラストでスッキリ!

疑問な点はあったけど
展開が新鮮で楽しめた!