クレヨンしんちゃんの映画は感動するものが多い印象だったが、今作はあまり響かなかった。その原因としては、今作がかなりコメディ寄りであったことがあるだろうと思う。カンフーの技もくだらなくて、笑えたけど感動にはつながらなかった。まさおくんが1番先に修行を始めたのに、みんなにどんどん追い抜かれてしまって、落ち込む様子が見ていて辛かった。努力は必ず報われるとか、続けた期間がものを言うというのは綺麗事で、実際は才能やセンスの良さに打ち勝てないのかもしれない。だけど、他の人と比べて成果が目に見えないとしても、積み重ねてきたことは決して無駄にはならないと、まさおくんの最後の言葉を聞いて思った。