BOB

夜の大捜査線のBOBのレビュー・感想・評価

夜の大捜査線(1967年製作の映画)
3.8
人種問題×クライムミステリー。

人種差別の強いミシシッピ州で殺人事件が発生。偶然居合わせた黒人エリート刑事が捜査に協力することになる。

ミステリー要素以上に、人種問題に比重を置いているように感じた。

一番の見所は、黒人エリート刑事と黒人を強く差別する白人警察署長の関係性の変化。別れのシーンでの二人の何とも言えない表情が印象的。時代も時代ということで、心の距離こそ縮まったものの、心の底から打ち解けたわけではないように見えた。

キング牧師が殺害される前年の作品。当時の人種差別の激しさが垣間見える。

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