夜の大捜査線の作品情報・感想・評価・動画配信

「夜の大捜査線」に投稿された感想・評価

公民権運動の渦中で製作された作品であるので、劇中に平然と使われる"二グロ"という単語など、

現2020年、人種間対立と経済格差の鬱憤が頂点に達した今から観れば、間違いなく不快だし、頭に来る描写があまりに多い映画。

だけれども、最終的に刑事としての誇りと意地から事件解決に執念を燃やすティッブスと、差別意識を隠そうともしない警察署長との関係性が、終盤になると人種間の対立よりも、余所者として阻害される両者の関係が奇妙なバディになる瞬間が訪れ、

ラストシーンに繋がるのは、純粋にこの世界にあって、微かだけど希望を投げかけてくれると思う

その意味で今作の持つ意義と、力強さは少しも掠れてはいないと思います。

良作。
WestRiver

WestRiverの感想・評価

3.9
白人警官と黒人刑事によるバディ(?)物の正統派クライムサスペンスになります。

公民権運動真っ只中という事もあり、人種差別的な扱いを受けるシーンがありますが、黒人刑事は毅然とした態度で立ち向かいつつも奥底には怒りの感情が伝わってきます。紳士的で知的でかっこいいし反人種差別のメッセージも伝わってきました。

その姿を見て、態度を改めていく白人警官も良かったなぁ。
青猫

青猫の感想・評価

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南部の黒人差別を背景に、北部のインテリ黒人警察官が殺人事件を捜査する。
相棒の白人警察官の心の移り変わりが効果的で、音楽もかっこいいし、作品のテンポも良い。

黒人主演の作品がアカデミー賞を取った事も素晴らしい事で、歴史的にも時代の変化を感じられる。

第40回アカデミー作品賞

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Shun

Shunの感想・評価

3.7
in the heart of night
ロッドスタイガーが白眉
南部の白人警察官のステレオタイプ的な
「virgil take care」
アメリカ南部の田舎町、人種差別の激しい時代に北部からの乗り継ぎでたまたま居合わせた殺人課の黒人エリート刑事が殺人事件を解決へと導いていくサスペンス。田舎町の警察官が殺人事件に疎くまるで昔の保安官のようだった。白人警官のいい加減な捜査を尻目に黒人刑事ヴァージルが鑑識官のように順序立てて死体を観察し、聞き込みをして謎を解いていく過程が面白い。ミステリーでありながら、ワンマンである警察署長との関係と地元民の黒人差別も生々しく描いている。殺害された被害者が綿花農園の大地主というのは「それでも夜は明ける」を思い出した。サスペンス、ドラマどちらも申し分なく楽しめた。面白かった〜それにしても、シドニーポワチエは品格があるなぁ、カッコいい!
molysics

molysicsの感想・評価

4.0
メモ
南部では白人男性が黒人と話すときに成人であっても相手を「Boy」と呼ぶ風習があり白人が黒人に日常的に行うマウンティングの一つとなっている
公民権運動のまっただ中、田舎町で起きた殺人事件を白人刑事とベテラン黒人刑事が捜査する社会派ドラマ。


シドニーポワチエの演技がとにかく凄い。激しい人種差別に声高に抵抗しるわけでもなく、かといって従順に従うわけでもなく、静かな反抗と人権の主張を見せる。


寡黙な男の決して譲れない一線が見える瞬間が渋い。


同時に、差別する側である白人署長もまた渋い。


自分の中でこり固まった差別感情に対して
激しく葛藤する姿に、老いたオッサンでも変化することの重要性が伝わってきます。


あきらめて流されるオッサンも、引退できないおじいさんにも、いぶし銀の味がにじみ出る😃
mayu

mayuの感想・評価

3.5
黒人差別がすっごい。黒人が知性を持ったキャラクターとしてでてきたのが珍しい。でもアカデミー賞をとったのは白人。
アメリカの黒人人種差別と刑事ドラマを上手く取り込んだ名作だと思います。ラストの笑顔が印象に残りました。
joker

jokerの感想・評価

4.0
人種差別を問題にした、
当時では前衛的な作品。

白人が黒人に対する偏見を、
本作ではかなり露骨に描いている。

その哀しい様子を観ていると、
こちらまで苛立ちが募ってくる。

その社会的問題に加え、
ストーリーは普通に面白い。

『フィラデルフィア』よりも25年前の作品だが、根本的な問題は何一つとして変わっていない。

肌の色で人を見分ける世の中が、
一体いつになればなくなるのだろうか。
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