夜の大捜査線の作品情報・感想・評価

「夜の大捜査線」に投稿された感想・評価

時番人

時番人の感想・評価

3.8
イケメン黒人主人公の当時鳴り物入りの映画。娯楽にもなるサスペンスにからめて、あぶりだしたいこと盛り込んで、ハリウッドの社会を啓発したい勢いを感じる作品。監督?プロデューサー?は素晴らしい策士だなと関心しました。
いいねえこれ。ドラマの基本的な、王道路線に、当時は珍しい黒人差別をテーマにしたもの。確かに、この時代では珍しい。ただ、まだソフト路線であまり重くない感じにしていた。でもやっぱり舞台はミシシッピ州なのね。ホント、ミシシッピ州は黒人差別が根強い土地柄なんだな。美しい風景なのに。。。
女性陣はあまり黒人の偏見を持っていないのには笑ってしまった。
ドラマとしても十分面白い。日本でも、多くのテレビドラマでも影響を与えているというのはあながちウソではないのかも。伏線も、変に小難しいこともなく面白かった。2人の刑事、演技も良かった。
黒人スター俳優の元祖、シドニー・ポアチエのかっこよさを堪能する映画。彼の今の姿がネルソン・マンデラにそっくりだなと思ったら、ドラマでマンデラ役をやっていた。
ss

ssの感想・評価

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最近手が伸びる黒人差別が蔓延る南部の話。
だらしなく制服を着て、なんとなくやっつけ仕事をしている奴らの前に颯爽と『白人の服』を着て現れる黒人刑事ヴァージル!

最初署長がインドの悪徳警官にしか見えない。理不尽、適当、終始ニヤニヤ。
インド映画における悪徳警官の三大要素+ふとっちょまで忠実に再現。
ほんっと理不尽で「何なの!こいつら!」と声を荒げたくなるほど横暴な奴ら。
インド映画は「勧善懲悪」がベースにあるから、ムカつけばムカつくだけスカっとするほどこてんぱんにやられてくれる…しかし、これはインド映画ではない。ずっと不安を抱えながら観ていたけど、途中から態度が少しずつ変わる署長…。
途中ガールズトークしだしちゃうし(笑)変わりすぎで笑えるわ!

なんだかちょいちょいコミカルでもあり、なかなか面白かった。

2018/6/2
LaserCats

LaserCatsの感想・評価

4.0
黒人差別を扱った刑事ドラマ。
南部の田舎町で殺人事件が発生し、北部から来た黒人警察官バージルは色々あって捜査を手伝うことになる、というお話。現地警察のいい加減すぎる捜査でも十分腹立たしいのですが、何より町の白人たちの黒人差別がひどすぎて腹が立ちました。その国の歴史的背景とかの事情はあっても、なんなんだあの憎しみようは、と思ってしまうほど、全く理解できる言動ではありませんでした。
真犯人が見つかるまでの誤認逮捕がやたら多いですが、ラストシーンまでのバージルと署長との関係がなかなか興味深かったです。
素晴らしい映画です。古さとか新しさとか、映画には関係ないんやな。
磔刑

磔刑の感想・評価

3.3
「アメリカ南部×黒人×白人警官」

白人殺しの犯人を地元の白人警官とたまたま居合わせた黒人警官のティッブス(シドニー・ポワチエ)が捜査するストーリー。南部という立地が捜査を上手く掻き乱す役割を果たしておりミステリーとして十分面白い。
しかし製作された時代が時代なだけに致し方ないがストーリー運びが鈍重で爽快感に欠ける。ティッブスが誤認逮捕されてから身分を明かすまでのシークエンスにそれは集約されており、ティッブス、署長(ロッド・スタイガー)共にやたらと演技、演出にタメが多くテンポが悪い。それが作品内で終始続くのだから鑑賞していて少なからず苦痛が伴う。

南部の黒人差別もドラマに緊張感を与える重要な役割なのだが、真犯人を捕まえた後は差別問題には一切関知せずに終わり、差別問題をミステリーの風呂敷を広げる為に使っただけに思え現代的な価値観で考えれば製作陣の意識の低さを感じてざるを得ない。ティッブスが綿畑のオーナーを一刀両断しろとは言わないが、殺人と南部の差別問題を最終的に別として扱うのなら差別問題には別の着地地点が必要だったのではないでろうか?
ティッブスと対立する署長のドラマが人種差別問題の一つの落とし所ではあるのだが少し踏み込みが甘い様に思える。加えて署長の存在自体がドラマ、事件捜査両方において終始重要な役割を果たせていないのもテーマの扱いを弱く感じてしまう要因だろう。南部を象徴するステレオタイプな役柄且つ、ティッブスにとっての葛藤的役割なのだが口を開けばティッブスを帰らせようとする子供っぽい嫌がらせは単純に物語の推進力を阻害してるだけで何の面白味もなければドラマが停滞する要因でしかなく、物語にとって邪魔でしかない。使う→やっぱ帰れ→やっぱり使う→やっぱり帰れの不毛なループは本当にストレスを感じたし、署長の存在が黒人を否定する只の機械でしかなく、人間味が薄いのも物語の躍動感を奪っている大きな要因だ。
地元の人間ほど黒人に対する差別意識が高くない点、少なくともティッブスの能力は評価している点などティッブスとの人種を超えた友情が芽生え、ドラマとして盛り上がる要素は随所で見え隠れするのだが結局は捜査パートやドラマ双方に上手く作用せずに終わってしまっている。

黒人差別の歴史をドラマにした作品は近年でも多く見られ、歴史的背景を理解する上での相互補完の役割を果たせるだけでも本作は現代において有意義な作品である。何より人種差別が不当行為だと強く認識される現代が過去を振り返った作品ではなく、人種差別がまだ色濃く残る60年代に製作された背景だけでも作品の存在価値が現代において高まる要因と言える。
しかし「北部有能!」「南部無能!」みたいな描き分けは北部側のプロパガンダにも感じられる。そう囚われない為にも署長の役割は重要だったのだが結局は上手く扱いきれていない点は残念である。
食パン

食パンの感想・評価

2.5
二人の即興的演技よかった。
『スリー・ビルボード』早く観たい。
これも今まで観てなかった作品。初鑑賞。音楽:クインシー・ジョーンズ、主題歌:レイ・チャールズ。あら渋い。「ランボー」みたいな始まり、タイトルから犯人を見つけるのはひと晩の出来事なのかと思いきやそうではなかったんだねw殺人事件と人種差別という別テーマを同時に描く濃い内容。吹替えのせいかどうかは知らんがロッド・スタイガーのキャラがぶっきらぼう過ぎだし声デケェよwww
2018.5.1.
スカパー ザ・シネマ(吹替え
当時は風穴空いたんやろなぁ。

未だに黒人問題は映画のトレンドなんだから、人間の成長っつうのはゆっくりで困るねしかし。
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