現代アメリカ軍が馬かよと思ったけど、確かに砂漠の獣道じゃハンヴィーより都合がいいかも……と納得しかけたところで敵がまんまと戦車を駆って現れるという、作戦に参加していた当人達に負けないくらいビックリしてみたり（笑）。
実話がモトという驚愕の内容もさることながら、エンターテイメントとしても血沸き肉躍る内容。作戦自体が現地の将軍任せなのでストーリー的には今ひとつハッキリしない感がある点は……実話がモトなので致し方なしかと。
それはともかく、アメリカ対ターリバーンの血で血を洗う構図と云えるけど、肝心のターリバーンがBM-21というソ連/ロシア製の多連装ロケット砲をぶっ放してくるあたり、現代の戦争は何処が舞台でも冷戦の延長なんだなァ……と考えさせられるコトしきりな一作。
