現代の戦争であっても、山岳地帯が戦場だったら、有用なのは馬なのです。
わざわざ2時間かけて伝えたかったのはそれだけかよ、というところはあります。ただクライマックスの戦闘シーンはなかなか見応えがありました。お約束通り主人公は馬に乗って上杉謙信のごとく突撃するのですが、突然自爆テロが現れたり、自軍が空爆してくれたり、一度は去った味方の軍勢が戻ってきたりと、局面がどんどん転換し、趨勢もどんどん反転する。なかなか盛り上がりました。
キャストではマイケル・シャノンの顔面力がやけに印象に残ります。あとマイケル・ペーニャの舎弟感もすこぶる安定。