あまりにも評判が良く、かつネタバレ厳禁の内容と聞き、ネタバレを観たがってしまう自分の好奇心を抑えつつ、わざわざ京都まで観に行ってきた
(なぜ近畿で唯一上映してるのがミニシアターではなく、よりにもよってイオンモールなのかを不思議に思う)
☆
結構面白いんだけど、自分にはフィットしなかったな〜というのが本音
多分タランティーノとか好きな人には良いんじゃないかと
監督のとても男性的な目線とか、考え方・こだわりが前面に出ているように思われた
それはもちろん、別に悪いことでも何でも無い
でも「監督の創る世界の中には、私のような人間は存在していないのでは」って思って、上映中は笑いつつも、どこか疎外感を感じてしまったのだった
しかし、観客は一つのプロジェクトを成功させるための過程を追体験できた
この点だけでも考えると、本当によくできた作品だと思う
似たような設定は先行作品にいくつかあるとは思うけれど、映画製作や役者のしんどさみたいなものを爆発させたような激しさがB級から口コミヒットを起こさせたように思えてならない
この作品から、日本映画の新しい波が生まれてくれれば私は嬉しい