低予算でアイデア勝負な映画の魅力を思い出させてくれた
高校生の頃はそんなのばっかり観ていた
この映画は映画やその現場に対する愛に溢れていて創造的
みんな必死だから笑えて仕方がない
最初の30分はナニコレな状態になるけれど
この30分を注意深く鑑賞されたし
その集中に報いて余りあるご褒美が次々と展開されてゆくから
映画の制作現場というマニアックな状況設定と
ゾンビを扱うジャンル映画としての選民性を湛えた作品ながら
万人が笑える間口の広さも持っているのが素晴らしい
もう一回観たいなぁ
理想と現実の折り合いだとか
理想を貫こうとする若さだとか
それが罷り通らない「オトナ」の状況だとか
(いろいろと折り合いをつけるために自分に言い訳したりして現状に甘んじることを余儀なくされているオトナの哀愁)
そういった含蓄も魅力的でした
