〝映画史をぬり変える「ワンカット・ゾンビサバイバル！」…を撮ったヤツらの話。〟
これは凄い！鮮やかな伏線回収の連続で、映画館を出る時の満足感が冗談みたいに高い。
ストーリーはキャッチコピー通りで、これ以上は何を言ってもネタバレになりそう。
自分はホラーとグロがダメだ。
その両方を兼ね備えたゾンビ映画は天敵に近いのだが、『新感染』『ショーンオブザデッド』など自分にも薄目でなら観られる名作はあるし、なにより評判の高さが気になって思い切って観賞した。
その結果は……
「最高かよおい！ビンビンだぜぇ！」
大満足だった！
ゾンビ映画ではあるものの、この映画の仕掛けのおかげか、ゾンビが出てきても怖くないので、苦手意識がある人にも是非観て欲しい傑作。モノづくりへの愛情・熱情に満ちていた。
映画館で声を出して笑ったのも久しぶりで、あの劇場の一体感は、まさしく映画館で映画を観る醍醐味だと思う。
思わず生き返り割（リピーター割引）を使って二回観てしまった。改めて観直すと、細かく張られた伏線探しが楽しい。一見すると本筋に関係なさそうな台詞の中にも後半に活きてくる伏線があるため、三回目もいけそうだ。
ビビりの自分でも観られるゾンビ映画であると同時に、純粋なエンターテイメント作品としても最高だった。
