このレビューはネタバレを含みます
すごい映画だった…
最初は
「なんだこのB級ゾンビ映画は」って困惑して、
「ワンカットだからすごいのかな?」
「女の子の悲鳴うるさいな」
「カメラブレブレだな」
とか色々考えてすごい要素が見当たらなくて不安だった。
でもこう思うのも当然だったんだな笑
この「してやられた感」は爽快。
監督も役者も無名だからこそバイアスをかけることなく純粋にワクワクしながら観れたし、色んな人が面白いというのも納得。
仮にこういう映画を有名な監督や俳優が撮ってたらここまでヒットはしなかったんだろうな。
映画の設定や登場人物に関しては必要最低限の説明ですっと頭に入れてきて、後半のドタバタハプニングシーンに間髪入れずに繋げてきたのも良かった。
役者の顔合わせのシーンでそれぞれのキャラを際立たせることで印象に残して、後半そのキャラを活かしたり、予想をひっくり返してハプニングを起こすことで観客を笑わせるのなんて王道かもしれないけど秀逸すぎるのでは。
そして最後は個性豊かなキャラクターが1つになって(精神的にも物理的にも)大団円を迎える感じも清々しくてとても好き。
テーマ、ドラマ、解釈の仕方、ド派手なアクション、コテコテのCG、映画には色々な「面白さ」があるけど、こうして誰が見てもわかる「面白さ」がある映画を久しぶりに観ることができた。
映画って面白い。