散々話題になってて公開規模が拡大したことで鑑賞。ネタバレ控えめのレビューを参考にした上で、というか予告編をみた上でも、おおよそ作品の構成は予想していた。
前半も笑えるが、後半でとにかく声だして笑っちゃう作品。500人規模で満席は初体験だったかもしれない。噂通りの面白さ。
ほぼ無名の役者陣、製作陣だからこそ、観ている側の期待や予想を良い意味で裏切るように何重にも作り込まれている。キャラクターが生き生きと物語を進めていることが気持ちいい。
個人的には、出会い方も踏まえて自分にとっての特別な一本にはならなかった。映画作りが好きな人にとっての映画。漫画家が主人公の漫画みたいな、ちょっと素人からだと距離感じるジャンルだと思う。
とは言え、好きだったのは、監督の娘が現場を仕切り始めちゃうところ。女優を辞めたお母さんが100回以上台本読んじゃうところ。監督が出演することになって本番で演技に熱が入りまくるところ。
ベタだけどストレートに感情乗ってるキャラクターの行動はグッとくる。
