現在は生放送で感想中の丈兄丸

カメラを止めるな!の現在は生放送で感想中の丈兄丸のレビュー・感想・評価

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
4.0
【2018.09.02―更新】


TCXにて。
若干のネタバレを食らいながらも、以後極力避けたり忘れるようにして念願の初鑑賞に臨んだ結果、人生初めてレベルに劇場で肩を揺らし思わず吹き出し笑った!

ハンソロストーリー1秒も撮影できない製作費や環境・状況で、温めてきたネタをここに詰め込み・また恐らくは上田監督だから作り出せたディテールの数々や当書き・ドキュメンタリーとしてもド級の挑戦が編み出す見事な一作!

国内外で数多の受賞も納得の、万引き家族しかり、間違いなく今年を…いや今後の歴史にも名を残す邦画だった!
映画や邦画あまり見ないという人、また自分同様既にちょっとネタバレ受けたという人でも、いざ本編を見ればそんなのは忘れるし、もし先の展開を構えて見てても必ず2つ以上は予想を超える(ディティール含む)サプライズがあると思うので、とにかくどんな人でも、見てない人は今すぐ劇場で見て欲しい!
日本のインディー映画で、知らない不特定多数の人達と一緒に劇場で笑える映画体験なんて、今後生きてるうちにまた味わえるかどうかも分からないのだから…!!


パンフも一頁目の監督の言葉で心掴まれ、また関連などをラジオを聴いて、改めて自身の中で知れば知るほど・振り返るほど、まさに"裏"まで魅力の作品でもあったので、更に+0.1スコアさせてもらう。
見た人はパンフも必見!




2018.09.01―地元で2回目の鑑賞。
都内でも珍しいのに、地元の劇場でまさかの(恐らく自分が体験するのは最初で最後であろう)拍手も起こったほど、笑いと賑わいが珍しく凄かった笑

某映画時評者のお言葉通り、2回目は逆に前半こそのっけから笑えてしまい、後半は笑いもありつつも、1回目にはなかった“応援”したくなる気持ち・熱さが高まり、最後の方では泣きそうになっている自分がいた。

本当に面白いものは、ネタバレされようと・何度見ようと良いものだが、
こうした構造の作品で、2回目以降ではある意味真逆とも言える感情で、ここまで見直させられたというのは、実に興味深く、映画や物語・そしてそのモノづくり(特にメタ構造モノ)好きとしては、とても意義深い“作品”だったことを再認知。

日本のインディークリエイターに、新たな夢を与える、やっぱり見事・誰もに一度はオススメの一作だった!
化けの皮剥がして、本物を見せろよぉ~!!!(壁パン)