狭須があこ

カメラを止めるな!の狭須があこのレビュー・感想・評価

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
4.4
ゾンビも、グロも、映画を作る人の映画も、私はニガテなジャンルです。
でも、ジャンルで選り好みすることは絶対にしません。だって、こういう映画にも出会えるから~!!

全然関係ない話なんですが、私今年はユニバのショーに出てるキャストさんにハマりましてね。その人の腹筋を見るために何度も通ってました。
ツイッターとかで「スモーカー 水バト」で検索したら写真とか出るんだけど、マジでカッコいいんですよ
しかしね、夏も終わり、ONEPIECEのショーは終了するんです。彼の筋肉がこの先見えなくなるのは精神衛生上、困る。
彼は次に、どのショーに出るんだろう?

調べたところ、次に彼が出演するのはホラーナイトでした。

…いやァ~…アレは私…ムリ。ゾンビ映画よりムリだわ。
だってさ、周りにゾンビに扮した人がワラワラいるんだよ。ユニバの、身動きも取れない人の多さで。そこに本物のゾンビが居た場合、どうなるか想像できますよね?
「本当に居るワケがない」って言ってる人から死ぬ。というゾンビの世界を再現しながら、「本当に居るワケがない」って思えること、楽しめること、全く理解ができないんだけど

この映画を見ながらも、今にも映画館のドアからゾンビが入ってきて、誰かが「上映を止めるな!」って叫ぶまでがワンセットなのではないかとめちゃくちゃ怯えながらスクリーンを凝視し、そして酔いました

ぅおおええ、やめ…
カメラ止めてくれー

しかしとにかくゾンビがどうとかいう前に、この作品を作った人は全員、映画が、本当に大好きなのだということがめちゃくちゃに伝わってきました。Tシャツの柄だけにとどまらず、音楽も聞いたことある映画音楽のパロディがあった気がしたんだけど、それは気のせいかな。
ゾンビ映画なのにケラケラ笑いながら見てしまった

てかもうネタ明かした瞬間に「あぁ、なるほど。だからだったのかw」って一気に理解できてめちゃくちゃ面白かったし、理解できてもまったく目が離せないみんなの怒濤の、演技、演技、演技。
……最早これは、演技なのか?

映画を見ている私たちには映画は「虚構」だけども、自分の体で、自分の声で、自分の動作で映画を作り出す彼らにとって、映画は本当に「虚構」なのか?確かにそこにあるものは、どこまでなのか?
そしていっそ、そんなものを見せられて、私たちもこれを「虚構」と言っていいのか?
そんな情熱、熱量を、スクリーンからヒシヒシと感じました。

映画作ってる人の映画見て、「映画っていいなぁ!!」って思ったのも初めてな気がします。

映画っていいなぁ!!

…で、えーと、結局、ユニバのホラーナイトはマジでどうしようかな…
私の推し、チェーンソー持ってるらしいんですが、チェーンソー持ってるならそれ、ゾンビじゃないと思いませんか?意思を持たないからゾンビなんであって。
ねぇ?監督?
どうなんですか?

彼になら噛まれてゾンビになるのもアリかもしれないな……という気持ちになりつつも、居るの彼だけじゃないしな。ほかの人に噛まれるのはイヤです。

筋肉 vs ゾンビ。
とりあえず、もう少し悩みます。
狭須があこ

狭須があこ