2022/10/05 Netflix 1836作品目

• #makishi2022

正確には、映画ではなくて、フランスで活躍するコメディアンのガッド・エルマレのコメディショー。ソフィー・マルソーと共演した『恋するパリのランデヴー』で彼の多才さを見てからひそかにファンだったので、久しぶりに復帰したNetflixでこれを見つけて、さっそく観賞。モントリオールでの公演なので、基本的に仏語で話している（ケベック方言ネタもある）が、アメリカの話になると英語と仏語が混ざるといった感じのトークで、ネタもなかなか面白く楽しめた。

フランス人（やカナダのフランス系住民）から見たアメリカ人のイメージが、日本人が持つアメリカ人のイメージと異なる点もあるのが、とても興味深かった。例えば、フランス人から見ると、アメリカ人は行列好きに見えるそうです。行列好きと言われる日本人からすると、アメリカ人が行列好きというイメージはあまりないのですが。そのほかにもアメリカをディスるネタが多くあって、思わず笑ってしまった。

アメリカ公演のやつと話の内容はほとんど一緒。
アメリカ公演と見比べると、コメディショーというものの成否が観客の性質にかなり依存するということが分かる。カナダの客は笑うのが早過ぎて、オチの前に大爆笑が起こるので、肝心のオチが尻すぼみになってしまうことが多々。なのでどちらか片方を観るなら、アメリカ公演の方をオススメする。

とはいえ、アメリカ公演にはないアドリブの中で、うまく伏線を張って回収するのはお見事。