このレビューはネタバレを含みます
ポール・トーマス・アンダーソン監督作品。
1950年代イギリス。オートクチュールの仕立て屋レイノルズは、ウエイトレスのアルマと知り合う。互いに恋に落ちた二人は、アルマをモデルとして迎え入れるが...。
ダニエル・デイ=ルイスの入魂の演技と、ヴィッキー・グリーブスの演技合戦!ジョニー・グリーンウッドのサントラも合い重なり、PTAらしい荘厳な作品に仕上がってました。とは言え、結構笑える場面も多く、なかなか面白い!大晦日のパーティーのシーンが良かったです。
でも、今作はやっぱり恐るべきキノコ晩餐会の一言に尽きます。
今までは、玉の輿婚の様な関係だった、レイノルズとアルマ。レイノルズから屈辱的な発言をされたりしてましたが...。
クライマックスで、毒キノコ入りオムレツを食わされて、レイノルズは段々と身体が弱っていき、アルマに飼われる様な立場になります。
レイノルズに飼われていた形のアルマとの立場は逆転して、レイノルズは屍の様に弱っていきます。
また、毒キノコ料理が美味しそうで、とんだ飯テロ映画!
ダニエル・デイ・ルイスは、今作で引退したそうです...。PTAの新作『リコリスピザ』がアメリカですごい評判を集めてるらしいので、日本公開が待ちきれない!!