同名の児童文学を基にし、ジェレミー・アイアンズと実の息子サミュエル、ジェレミーの妻シニードの父シリル・キューザックと親子3代共演した作品。
1955年のイギリスの片田舎。自動車修理工場を営むウィリアム（ジェレミー・アイアンズ）とダニー（サミュエル・アイアンズ）の父子が、地上げ屋ヘイゼル（ロビー・コルトレーン）から祖父の代から続くキジの密猟地を守ろうと、キジを使った逆襲を思いつく…という粗筋。

とにかく他作であまりお目にかかれない、幼い子供に優しく接するジェレミーの表情が素敵で、対する息子サミュエルの演技も素朴でかわいらしく、サミュエルを見守るジェレミー、シリルの目が溶けそうに甘い。
母を早くに亡くし父子だけでキュートな移動式住居に暮らすウィリアムとダニー2人の関係は、もう将来ファザコンだコレ…ってくらい熱々。
寝しなにBFGを読み聞かせるウィリアムの頬を小さな指で撫でるダニーとか、ウィリアムがダニーの頭に何回もキスを浴びせたり、互いにぐりぐりと鼻でキスしあったり、なんか色々たまらなくかわいいです。

日本公開作品ですが、ビデオ化はされたもののDVD化はされてないので、アマゾンUKで中古DVDを購入しました。
ジェレミー・アイアンズの出演作品の中ではちょっと毛色の違うハートウォーミングものなので、ファンの方に激奨。