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モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~のsamiamのレビュー・感想・評価

3.5
同棲していた二人の関係が破綻し、アパートを出ることになり、荷物をまとめるシーンから始まる。二人の馴れ初めからはじまる回想シーンが二人の関係を現していく。
幸せな生活が始まるが、夢が叶わず、家計は苦しくなり、男はそれでも夢に執着して女は現実の幸せを求めるという典型的な破局パターン?。。。別れた後、それぞれが空いた穴を埋めようと異性を求めるが何かが違い、ある出来事によって元の鞘に収まるという、ベタと言えばベタな恋愛物語。
かみさんはかなりの時間寝ていたのに、単純なラブストーリーで何も訴えるものがなかったと酷評していたが、私は結構楽しめた。

主人公はスマホや電子書籍やチェーン店などが、触感で感じ取ることが出来る情緒を蝕んでいるとしてそれらを嫌い、そのことが「現代の生き方は屑」というような原題になっている。私も以前はそれに近い偏見をもっていて、スマホも持つ気にならず、家族に説得されてようやく1年前に持ち始めた程度。スマホを持つことによりfilmaという素晴らしいサイトにも出会えて良かったが、音楽は相変わらずダウンロードはいやでCDやレコードを買っている。この主人公も最後にはiPhoneを使うことになるのだが。

このサイトfilmaに出会って約1年が経過した。皆さんのレビューを読んで沢山のことを知ることが出来た。このサイトで初めて見かけ、よく使われる言葉にも段々と慣れてきた。例えば、プロット、シークエンス、カタルシス、大団円、第4の壁、世界観、無双、群像劇、メタファー、ロック様😁、予定調和、白眉、ミューズなど。それぞれ意味は分かるようになったが、まだ自分のレビューで使えるまでにはいたっていないが。。。💦

この映画は、恐らく否定的な意味での予定調和、または御都合主義ということになるのかな。でも個人的には、ハッピーエンドでとても良かったなと。。(๑'ᴗ'๑)
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