このレビューはネタバレを含みます
数年前、お茶の心に触れてみたくて原作を読んだのがきっかけです。
ちょうど本を読み始めたころ映画化が決定したみたいで、見たいと思いつつ今まで見るタイミング逃しまくってました。
今みると、樹木希林さんの所作や息遣いひとつひとつにうるっとしてしまって、父を亡くした典子が先生に手を握ってもらうシーンでもう涙腺崩壊。
茶道の「心はあとから」というのは原作読了当時も結構衝撃的だったけど、映像で見て改めて面白い世界だなと思いました。奥ゆかしいイメージの茶道の方々が小走りで行列作って騒いでるのも予想外で、思わず笑ってしまった。
恋人にふられズタズタだった私の心を少し軽くしてくれた作品の映画がやっと見られてよかった。今度素敵な和菓子を見つけたら買ってみようかと思います。