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日日是好日のノブのレビュー・感想・評価

日日是好日(2018年製作の映画)
4.0
茶道を始めるきっかけとなった小説が映画化された作品。

小説の中ではすべてを包み込んでくれる先生をイメージしていたが、樹木希林さんはちょっとひねくれた中に優しさを込められるように演技していたのかなと感じた。
小説と映画の違いを楽しむのもよいかも。

共通して言えるのは、見ていて心が落ちつくのと、普通の日常に感謝する気持ちが湧いてくるところ。

とても優しい気持ちになれる心温まる映画です。

私が好きな場面は、雨の音も季節によって異なることが描かれた場面。
冬は草木がないから、地面にバタバタと当たり、春は草木に当たるからポトポトと当たる。同じ雨でも見る視点によって見える景色が変わってくる。そんなことを気づける人になりたいなと感じました。
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