やかじょ

レイニーデイ・イン・ニューヨークのやかじょのレビュー・感想・評価

3.6
この3ヶ月、『君の名前で僕を呼んで』『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を観て、完全にティモシー・シャラメから目が離せない…と思ってFilmarksのファンに登録しちゃったよ。
もう本当になんか表情とか動きを追い過ぎて、評価がブレる。

『ミッドナイト・イン・パリ』、エル・ファニング、ティモシー・シャラメが好きだから嫌いなわけないんだよね。
ミッドナイト〜で初めてウディ・アレン観てすっごい良かったからその後もいろいろ観続けてるけど、そこまでハマるものはなくて(『カフェ・ソサエティ』とか『それでも恋するバルセロナ』とか良かったのはある)。
今回のはかなりミッドナイト〜に近かったな。なんせ真夜中と雨の日の違いだし、パリとニューヨークの違いだし。
パリの1920年代を歩くかニューヨークの主人公の思い出界隈を歩くかの違い。
まぁ、その舞台設定はウディ・アレンにとってのいつものニューヨークか憧れのパリかの違いなので映像自体のときめき感のレベルが桁違いではあるんだけど。
ティモシーシャラメがウディアレンの役はどうなの(似合わないんじゃないの)と思ってたけど、実際見たらそうでもなかっだですねぇ。
あの皮肉っぽくロマンチストであるのが良い方に出ていて本人がやるよりずっとキラキラロマンチックコメディになる。
エル・ファニングも天使の笑顔っぷりを存分にまき散らし、おじさんたちのセクハラもうまくかわしつつ、ほしいものをどんどん取りに行くのすごい良かったんだけど、やっぱりそうなるか、そうだよね、ウディ・アレンだもんね、という展開に。
この2人ルックスはお似合いだけど、最初から全く会話が噛み合ってない。お互いが自分の興味あることしか話してないから。私だったら耐えられないな。

元カノの妹役の子口は悪いけど可愛いなと思ってたら、セレーナ・ゴメスって言うのね。どこかで観たかなーと思ったらラモーナのおきてっていうマイナー映画で観てたらしい。たぶんかなり大きくなってるけど。

今回の作品観てウディ・アレン作品の好きかどうかの基準はロマンチックかどうかだって気づいた。
でもいつかこれらの作品が好きっていうのが恥ずかしい時代が来るのかな。もう来てるのかな。