ウッディアレンらしい長回しシーンと長いセリフ、アシュレーのドタバタ展開。
人によって好みは分かれるだろうけど、
私はロマンティックな映画ですき。
オープニングの旋律からセピア色の古い映画のような柔らかさと、心の声が聴こえてくるところなど小説を読み進めているようで、雨に濡れる役者たちが色っぽい。
『映画だったら‥』あの場所でこんなシーンが、と例え合う会話もよくて。ギャツビーのピアノの詩のシーンとバーで1人失恋に落ち込むシーン、ティモシー最高でした。
ギャツビーのセリフが特に映画の主格となって、最後の馬車のシーンからエンディングまでは映画を優しく丸を描くように総括してくれた。空に対する2人のコントラスト&ギャツビーの微笑むキス。
私も雨好きだな、自分も歩いたことのあるたくさんのNYが出てきてなんだか懐かしさもあって。じわじわとくるいい映画。この映画好きな人のこと好きになっちゃうかもな。観終わったあとはエスカレーターじゃなく階段で降りちゃう、わかる人いるかな?