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とんかつDJアゲ太郎のbonteのネタバレレビュー・内容・結末

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

ジャンプ+のヘビーユーザーなので原作4回以上は通しで読んでいる私。
今年はじめての映画館は11月、とんかつDJとなりました。

事前に色々感想や批評レポート見たけども酷評が多いのかな?
まぁ元が11巻ほどあるので…まとめるのは難しいだろうなと思ったけどいざ鑑賞。

正直いって…そこまでひどくはなかった。です。
それよりも北村匠海くん?舞台挨拶のときもテレビで見てて思ったけど役者として素晴らしい方だなと思いました。アゲ太郎にしかみえなかった!
道玄坂ブラザーズの四人も原作の四人がそのまま出てきた感じでとても良かった。上昇思考は全然ない三代目たちだけど、アゲ太郎のためになんでも臆せず突き進む感じがとても勇気をもらえる。

苑子ちゃんもかわいかったぁ…ありがとうございます。最高の癒しキャラ❗こんな子私も友達にほしい❗

お話の流れとしては、序盤の話の方なんでアゲ太郎が調子に乗ることが多いし大失敗もしてしまう。そこが映画だとより際立っていたので、共感性羞恥を持っている方にはちとつらいシーンはいくつかあるかもしれませんね。
フロアで音を止めてしまうところは、原作よりも調子に乗っているアゲ太郎だったので「それみたことか」という感じもしましたが。
残念なのはDJビッグマスターフライ(アゲ太郎にDJもとんかつもしろという人)と忍堀さん(最初にクラブやDJについて解説もしてくれる人)がでなかったことと、修行シーンがあまりなかったので技術もいまいちな状態すぎるアゲ太郎だったこと。
映画版アゲ太郎は自力で色々頑張るシーンが多かったので、原作に比べるとちょっとガヤガヤ分が少なく寂しい感じだったかも。テンポ感にも影響があったと思う。


映画とはいえ、「DJにはこういうスタイルとこういうスタイルがあって~…」とか「曲と曲を繋げるためにはこういう準備と技術が必要で~…」とか「親父は耳を澄ませて油裂音をきいていて~…」とかそういう説明は必要だったのではないかとも思いました。
じゃないと結局、「じゃあDJってなに?」っていうアンサーが薄まってしまいますからね。

ストーリー展開に色々思うことはありましたが、各俳優さんたちのキャラクターの作り込み、旅館の秘密基地感あふれるビジュアル、ジューシー&クリスピー。色々楽しませてもらったのでこの評価です。

そして北村匠海さん。
映画を観ている間、とてもフラットな気持ちでとんかつDJアゲ太郎を楽しめましたよ。どうもありがとうございました。
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