都麦

とんかつDJアゲ太郎の都麦のレビュー・感想・評価

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)
4.1
アカン!俺こういうの大好きすぎる!ごめん!昨日「ドランを乗り越えなければ映画を観れないムニャムニャ」とかほざいてたけど一晩たって「ドラン」というワードを思い出すだけで嫌な気持ちになってしまうようになった。Netflixに毎月お金払ってるくせに2023年になってからほとんど使ってなかったので開いてみたら、2月6日未明に視聴を途中で断念した『とんかつDJアゲ太郎』がそこに佇んでいた。あの日オネーサンに「どう考えても俺はあなたが好きだー❗️」とド直球告白してしまった俺は、心臓バクバクになりながら揚げ太郎を観て、本作を心臓のSEがずっと流れている変な映画なのかと勘違いしていた。それから19日後、晴れて俺の大好きなあのお姉さんは俺の猛アピールに根負けし、今や世界で一番可愛い(春風どころの騒ぎではない)彼女となり、先日も俺はお惣菜屋のトンカツを買って帰って彼女のテンションをアゲ太郎してきた。他にもいっぱい買ってたから別に買わなくて良かったのに、トンカツを見て俺は揚げ太郎(を、観ていた頃の俺を)思い出してしまって、買って帰った。何も気づかず「おいし〜!」と食べてる天使が俺の天使だった。フロアよりトンカツより俺の心臓が沸いて沸いて仕方なかった。うるさい。もうやめて。ここは日記じゃないよ。いや、ある意味俺にとっては映画は日記さ。黙って。とにかくこの映画は日本のトンカツの興行収入に1枚分貢献したってコト。

「それでも、揚げる」
このセリフが出てきた時心の底から沸きすぎて泣いた。泣いてない。気持ちは泣いた。

全編にわたって俺の心を揺さぶる最高のグルーヴ。好きな女の子のためならトンカツもフロアも揚げる男。そのための努力を惜しまない漢のなかの漢。トンカツ一筋のオヤジ。ダメ男オイリーさん。YASHIKI。
音楽が良ければ世界は平和。踊らにゃソンソン。
好きなコのためにカッケー音楽鳴らすの、努力の方向正解すぎる。こうやって男は磨かれるんだ。

ねこDJの正体オヤジかな〜と思ってたけど全然そういうわけじゃなかったですね。
あとはワタシ、怒鳴り声とか罵声とかニガテですので、途中ちょっとかなしくなっちゃった。

山本舞香がどんどん可愛く見えてくる映画。

「フロアはお前にとっての天国なんだろ?」
Say!トンカーツ!

映像的には、構図にキュンとはせんかったけどオモロい動きが多かった。DJの描写とか会話がグオ〜っと盛り上がるところとかのカットの変え方とか寄り方とか動かし方とかめっちゃ楽しかった。ダッセーーーーんだけどこのダサさが堪らん。めっっっっっちゃかっこいい。

あとは言わずもがなこの映画、音響効果が凄すぎる。音響効果のおかげでノってるみたいなもん。俺たちがこの映画にノせられてるのって音楽も映像も演技もそうだけど全てを引き立てる音響効果よ、マジで。どこの天才が手がけたん?めっちゃ楽しかった〜〜〜〜〜いい映画 楽しかった 映画たのし〜〜〜〜〜ドランなんて嫌いだ

○日記
初穂と打ち合わせしてきた。俺たちの約束は作品とスタッフを守るチームにすること。あとは好きにやる!
俺もそこそこ実績がついてきたみたいで、キャスト募集2日目にして応募が30人超え。クウ……少しずつだけど成長してるな〜。
都麦

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