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恋は雨上がりのようにのchamaのレビュー・感想・評価

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
2.5
薦められて鑑賞。
大泉洋のおかしみはどんな映画にも合うなあと思ってしまう。大泉洋なんだけど、店長と言われたら店長だし、江戸時代の医者だと言われたら江戸時代の医者だし、ラグビー部の監督だと言われたらラグビー部の監督だし。役者とはそういうものだけど、役者本人だと、意識しつつもどの役でもいられるというのは稀有なんじゃないかなあ。

走る姿は綺麗だ。ピンと伸びた背筋、キレよく振る腕、風になびく髪、真剣な表情。あきらが陸上競技会で自己記録を出したときの走り姿は、特に綺麗だったな。

映画の中に、マイルストーン的に小笑いポイントを配置するっていうのは、ダレないためにやってんのかな。たしかに、綺麗な恋愛や青春だけ見せられても、飽きてしまうかもなあ。

この映画の中では、おじさんがやたらめったら蔑まれてたけど、現実もこんなもんなんだろうか。たしかに、親ほど離れた年の差の恋愛というのは眉をしかめるのもわかるが、それを除いても、おじさんという生き物が忌避されすぎのような。自分もこうなるのかと思うと、絶望しかない。
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