恋は雨上がりのようにのEmmaのネタバレレビュー・内容・結末

17歳の女子高生と45歳の冴えないおじさんとの異色のラブストーリー、というか青春物語。恋愛要素はアニメや原作の方が強くて、こちらはあきらの片思いの描写はあれど2人の夢を追いかける姿にフォーカス当てられてた感じ。原作にあった心の声がなくなった分、主演の2人の表情や仕草が細かくて良かった。ラフだよね、って言われた時のあきらの服装を気にする感じとか特に好き。加瀬と店長とそれぞれのデートの際のあきらのやる気の差が凄い。加瀬の時は空手チョップ笑なのに店長との時は可愛いワンピースにヒール付きのサンダル。
相手を呼ぶ声までまるで違う。原作ほど恋愛要素が薄いのにあきらの店長といる時の嬉しそうな表情や目線が恋をしてる女の子そのもので小松菜奈の演技力に脱帽。
片思いは実らず、2人はそれぞれの夢を追い別々の道を歩む…と思いきや、最後に2人は再会しあきらは店長とメル友になろうとする。まだ店長への恋心は忘れてない模様で思わず呆気に取られてしまった。アニメだとメル友になった後から店長のあきらに対する感情に変化が訪れるので、この後の2人の関係性は何かしら進展していくのかも。夢も恋も真っ直ぐ、全力で追いかけるあきらの執着心と純粋さがひたすら眩しい夏の物語。