えれき

ゲティ家の身代金のえれきのレビュー・感想・評価

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)
3.4
実際に起こった誘拐事件を元にした人間ドラマ

ドケチな大金持ちと、息子を無事助けたいと願う母親の単純な対立構図という訳でもなく、誘拐モノとしてのサスペンス的な展開は排除して、あくまで自分の「欲」に執着し翻弄される人々を淡々と描いてゆく演出がいかにもR.スコットらしい

どの登場人物にも感情移入出来なかったのだけど、だからこそ各俳優の名演を冷静に楽しめた

なかでも、C.プラマーは圧巻の演技で、急遽の交代から、わずか10日間で撮り直したという裏話も含めて、ちょっと凄すぎだったな
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