常に強い女性を描いてきたリドリー・スコットらしく、本作も息子の為に戦う母親が一人で大奮闘☆
「世界一の大富豪(ドケチ)」と「イタリアのマフィア(残虐)」という、絶対勝てなさそうな巨大な敵に果敢に挑んでいく姿が本当にたくましい!
彼女を突き動かしたのは「息子への愛情」。それは、お金を持たない彼女が持っていた唯一のもので、世界のすべての金を手にいれた男が唯一持てなかったもの。
クリストファー・プラマーが演じた大富豪は、最低すぎて笑っちゃうんだけど、どこか孤独で、彼がこうなってしまった背景も見えるような人間味を感じるものでした。
ケビン・スペイシーは「ハウス・オブ・カード」のように冷酷な大富豪を演じたと言われているので、そちらも観てみたかった気がします。でも!セクハラだめ!絶対☆