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ウイスキーと2人の花嫁のmhのレビュー・感想・評価

ウイスキーと2人の花嫁(2016年製作の映画)
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戦争中に起きた実話をもとにしたコメディ映画。
配給のウイスキーが枯渇してしまった島の近くで貨物船が座礁。船倉にある酒を島民総出でガメる話。
ある程度積み込むと、貨物船が沈没してしまうのはリアルじゃないけど、映画全体をおとぎ話みたいにすることに一役買っている。
似た系統の映画「サンタ・ビットリアの秘密」は、がっつり戦争映画でもあったけど、こっちは戦争あまり関係なかった。
タフな島民が四角四面を出し抜くのは痛快かもしれないけど、正直者が馬鹿を見る状態にもなっている。
この映画は、テーマとか教訓を考えたら負け。その証拠に、誰も高説たれない。メッセージみたいなものも存在しない。そういうふうに作ってあった。
酒場の主人が裏切る意外性が良かった。
たまにはこういう映画があってもいいと思った。
面白かった。
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