すごい良かった！
政治的な話が苦手で、乗っけから話の展開がよく分からずどうしようかと思ったけど、最後まで観ると男の友情物語で感動したね。
‘90年代の韓国で北朝鮮の核開発を阻止するために工作員を命じられた元軍人の通称「黒金星」の話で、実在の人物を基にしたフィクション。
‘97年の大統領選にこんな内幕があったんだっていう話を速い展開と緊迫したBGMでスリリングに見せてくれて、137分あっという間だった。
黒金星の工作員としての優秀さを見せていく前半から、北の取引相手との腹の探り合い、彼が自分のやっている工作の意味に葛藤していく後半にかけてというように変化していく姿に釘付けとなったね。そして大感動のラストシーン。
これは今すぐ映画館駆け込むべき！
北朝鮮の悲惨な貧困事情が描かれてて胸が痛んだ。
あとBGMがほんとに作品の緊迫感を際立たせてたね。黒金星がいよいよ金正日と会う直前でグレゴリオ聖歌「怒りの日」が流れるのが印象的。
