Clara

グリンゴ 最強の悪運男のClaraのレビュー・感想・評価

グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)
2.0
世の中は、善人こそが損をする。
.......................★普★.......................
「善人」という言葉が大嫌いだけど、悪と対比するにはやむを得ないか。
×評価と迷って「普」にした理由は2点。

①リチャード兄がハイチで人道支援に携わっていて、その仕事が「神」のような仕事(=素晴らしい仕事)ではなく、ハイチの地震こそが「神の御業」というくだりに好感。

②「善人こそ損をする」という主人公の言葉。
真面目、正義感がある、良心的…そういう人こそ損をする、苦しくなる世の中。おかしな話だ。これだから良くなっていかないんだろう。
良くなっていっていると思っている人が多いのだろうけど、人間の怠け心に加担してラクにするとか、そういうコト・モノが増えているだけで、「心」「知能」「言葉」をもつ貴重な生物として、大事に尊重した方がいい部分は悪化、後退する一方かと。

監督がジョエルだから、キャストは有名どころ起用。ジョエル自身が悪い人間役がハマるのは言うまでもないけど、シャーリーズ・セロンだよね。不思議なもので、美人って悪い役似合う。
ただ、アマンダ・セイフライドをあの役で使う必要あった?
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