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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングのぉゅのレビュー・感想・評価

3.7
2021年 鑑賞 21-112-3
アビー・コーンさんと、マーク・シルヴァースタインさんのコンビでの監督の、勘違いから始まるコメディ作品。

レネー(エイミー・シューマーさん)は化粧品会社・ルクレア社のウェブサイト管理を行っていたが、周囲を困惑させるほど卑屈な性格であった。自分の容姿に自信がなく、謝罪してばかりの人生ではあったが、自分のオフィスが本社ではなくチャイナタウンのビルの地下室にあることだけには不満を抱いていた。その頃、ルクレア社は新しい受付嬢を募集していた。自分に魅力がないと思っていたバレットは当然のごとく応募してみようという気にならなかった。そんなある日、レネーはソウルサイクルで汗を流していたが、自転車から落ちて頭を強打してしまった。意識を取り戻したレネーは自身が魅力的になっていることに気が付いた。事故前後でレネーの体型は一切変化していないのだが、審美眼だけが大きく変わってしまったのである...

ー 人間とは見た目・外見が全てか? ー
私は勇敢。私はブロンド。そう言い聞かせながら、卑屈な精神的なおブスであるレネー。雨の日、「美人になってみたい!」って、願いを込めたコインを噴水に投げ込み...
ソウルサイクルで自転車から落ち、頭を強打するも、目覚めると鏡の向こうの理想の自分になってしまった?それからは、すごくポジティブシンキングな意識高い系の女性に!

“自分は魅力的だと知っているし、他人の評価なんて気にしない”
レネーは、エイヴリー・ルクレア(ミシェル・ウィリアムズさん)に指摘したことが刺さったようで、レネーへの評価が上がった。また、レネーが通っているクリーニング店にて、レネーの勘違いで、無理矢理電話番号を交換させられたイーサン(ローリー・スコーヴェルさん)は、レネーの勢いに負け、デートへ。デートの最中、バーでビキニコンテストが開催されていることを知ったレネーはそれに参加。ビキニを着たレネーの自虐ネタ、激しいダンス、コンテストで勝てなかったレネーの表情、レネーの言葉は、イーサンに刺さった!

エイヴリーに食事に誘われたレネー。ルクレア一家に気に入られたレネーは有頂天!親友たちに意識高い系のサポートを積極的に行うも、親友たちは... 何かズレが... そして、シャワー室で...

“魔法が解けちゃった!”
鏡に映る自分を見て、嘆いた... 額から血を流しているのに... イーサンとの会話。あの頃のレネーと、今のレネーは別人(格)なのかと感じた。同じ人でも、気持ちや意識、自尊心の持ちようなのか?人は見た目が10割って思い込みこそがダメなのか?

“魔法じゃなかった”
“見た目なんて関係ない 声もね 私たちの強さや賢さは もっと素晴らしいものよ”
“だって私は 私だから! 私であることを誇りに思う!”
レネーのスピーチは最高だった!自分も、親友たちにも、全てのコンプレックスを持つ女性たちに勇気と誇りを与えるスピーチだった。そして、彼女は “あの場所” に向かう...

私は基本的に、自分に自信ない、人見知り、ネガティブな思考で、営業しますスィッチを入れ、キャラを乗せないと人と上手く話せない!心に大きな門があって、横の小さい門で受け応えを。大きな門を無理くり抉じ開けようものなら、鉄壁の守備に入ってしまうような人間なんだが、元気が出た!自分への誇りは... 結構自虐なシーンもあって、こういう作品とマッチするのかと思っていたが、最後はもう関係なくなった!結構、●技に近い?

余談:レネーの吹替が渡辺直美さんらしいのだが、最近外見に関することで報道された... でも、争点はそこじゃない!と、思ったのは、私だけ?
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