とも

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングのとものネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のレネーの自信のなさ、'私なんか…'で物事を考える、
あの人にはあれもこれもあって、
私にはないというなめた発想、
人のちょっとした言葉の中にも笑われてるような感じを
勝手に受けて勝手に惨めになるとか、
何が分かんねんというある種の妬み。
もう少し前の私なら共感のみだった。
あの人になくて私にあるものもあるんだよね。

外見磨くのも大事やけど、視野が広がると
自分を認められたり好きになれる瞬間がある。
その積み重ねがどれほど生きてく楽しさに
大きく影響するのか。
もう言い逃れはできない。
自分を好きになれない全ての人へ、
勿体ないよとこの映画を勧めてみたい。
勿論そんなことに括れない境遇の人も山盛りいるけど。

かたやめちゃくちゃ綺麗やのに自己肯定感低い人。
美しくてみんなの中心のような人が、
ほんとは自分の声がコンプレックスだったり。
かたやこの映画の中でこそ勘違いではあるけども、
どんな外見でも自分を愛してHAPPYに生きてる人は
世界に実際にいる。
もうすでに在るものには気付けること。
ほんとに幸せなのはどっち?

そんなよくある、わかってる、、って
言いたくなることを
見せつけられてる感もあるんだけど、
それも自分の向き合うところ。

ラストでレネーの強さ爆発、
その場にいる人を勇気づける心からの声が最高だった。
一言一句逃さず受け入れてほしい。

そして、これに出てくるような
綺麗やけど普通に嫌な女はやっぱりふざけんなと思うし
変わる云々の余地もなく消えてほしい。
人を嘲笑う心で接する人って
どんだけ綺麗でも醜さが滲み出るのよね。

子供の頃は誰もが自信に満ちてる、、
そんなことないけど?とも思うし、
そもそもあの頭の打ち方でこうなるか?とか、
レネー役の人普通に綺麗やん、
とか若干強引に思う部分も細かく言えばあるけど、
それでも大好きな作品。
とも

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