コマミー

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニングのコマミーのレビュー・感想・評価

3.8
【嫌な自分を越える】

今、ハリウッドには注目の[女性コメディアン]が二人いる。[エイミー・シューマー]と、メリッサ・マッカーシーだ。男性のコメディアンがちょくちょく映画デビューして、世界的に知られる事が多い。だが近頃、テレビの[トークショー]や自身の冠番組を通して、女性のコメディアンが続々スクリーンデビューしていった。

本作はそのうちの一人、エイミー・シューマーの主演作である。
自分の見た目、性格を気にして、全く[自分に自身が持てない女性]が、自分が通うサイクリングのフィットネスクラブで、転倒して[頭をうつ]。目が覚めて鏡を見たら、自分が[美人に見えてしまう]という、なんとも[ファンタジー的]なコメディである。

エイミーの[体型を生かした]作品だけではなく、とても元気をもらえた作品だった。しかも共感できる。誰にでも、[欠点]がある。女性なら尚更気にしてしまうだろう[見た目]。男性でも気にする人もいる。でも、女性の場合での見た目に対する[周りの捉え方]は、ガラッと変わる。そして変えるために色々試したりするが、[上手くいかない人]が多い事だろう。

そんな女性に作られた作品なのである。

いわゆる[シンデレラストーリー]である。

人生ドン底のような毎日を過ごしていた女性が、[魔法にかかるように]自分の見た目に対する[トラウマ]がきえ、人生を変えるようなチャンスを得る…。

それに対する犠牲も…。

チャンスを得るためには、[思いやり]を忘れてはならないという事を[あるシーン]では伝えている。それを引っくるめて、主人公の女性は、人生の輝きを手にしていくのである…。


その時に初めて、彼女は[シンデレラ]となり、嫌な自分を[越えていく]のだ…。
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