「タワーリング・インフェルノ」かと思ったら、「ダイハード」だった。特に後半は。
200階建のビルとは凄まじい。ドウェイン・ジョンソンの体を張ったアクションは期待通りで、クレーンから跳び移ったり、外壁をよじ登ったりするシーンは（セット＋CGとわかっていても）リアルで怖い。高所恐怖症の人は要注意。
前半はハイテク版「タワーリング〜」という感じですが、後半は高層ビルでテロリストを戦う「ダイ・ハード」（1作目）のただのコピーなっちゃいましたね。200階建のビルを乗っ取って火も放つという、とんでもないリスクの高いことをやっておきながら、犯罪証拠の入ったドライブを取り戻すという犯行動機のショボさに失笑。だいたい敵グループのリーダーの小物感はいかんともしがたく、ドウェイン・ジョンソン相手として明らかに格不足。意外な黒幕でいればよかったのですが。
全体的には安心印のアクション映画で、飽きずに楽しめましたが、後半のツッコミどころの多さにはやや落胆。
