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プーと大人になった僕のtsuraのネタバレレビュー・内容・結末

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

童心を忘れるなかれ。である。

大の大人が偉そうぶって言う事では全くないけれど、自分にはまだ童心が残っていると思っている。

大人になると嫌な事に塗れていく…でもそんな心に深く沁み入るのよ、プーさんが笑

全くもって退屈せずに大人の辛さや子供心の大切さ、家族の大切さ、好きな人への想い、大切な仲間への想いなどがいっぱいに詰まっていてあっという間の1時間40分である。

まさに宝箱の様な煌めきを感じるフィールグッドムービーの秀作だ。

プーさんが大人になったクリストファーロビンを導く様はまさに修道士の様で更に言えば孔子の如き悟りとゆとりを兼ね備えた現代人に足りてない心の深さを持った持ち主だったとは笑

うまくいかずもどかしく生きる大人達に「何もしない」をするんだよと疲弊した心を掬うかのように優しく包んでくれるプーさん達面々を見ているだけで心が洗われた。

クライマックスに繋がる話だが、プーさんがクリストファーロビンの大事な書類を渡すために100エーカーの森からロンドンへとまたまた大冒険するわけだが、そんなストーリーもちゃんとしっかり行くために動機付けも出来てるから大人は勿論すんなり納得出来るし、子供もその大冒険のどんちゃん騒ぎを楽しめる作りで大満足なんだけど、惜しいのはロビンが起死回生で捻り出した答えがまさかの会社理念すらひっくり返す構造改革と言わんばかりの低コスト商品で大衆に売り捌くというプーさんもびっくりの経営路線を打ち出して逆転満塁ホームランでハッピーエンドはやや無謀というか、最早プーさんの心の悟りを踏みにじっていないかと言いたくなったが笑

でもまぁ…そんな深読みしたり、突っ込んだらダメなんだよね笑

結論、この作品は子供も大人もハッピーになれるという映画だと言うことです!
(粗暴なくらいの纏め方すいません。)
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