先ず、題名で浮かぶのは
久保田利伸! もぉ無茶苦茶聴いてた
中学の時、授業中にイヤホンを
学ランの袖まで伸ばし聴いていた🎵
色々ある思い出は本作に関係ないので割愛
1973年チリが舞台
軍事クーデターが起きた時に失踪した
アメリカ人の実話を基にした物語
ミッシング=失踪
歴史や背景から想像すると、
結末は想定内だけど…やるせない
失踪した男を探すのは奥さんと実父だけど
宗教や死生観の相違で2人は解り合えてない
この距離感は欧米的に感じる
失踪の行方を、追っていく内に
色眼鏡で見ていた事が解ると
2人は寄り添っていくよね…😢
父は息子の知らない一面に気づいていくが
でも、届かない…
それがさ、実に悲しい😭
失意の中、生きていると願う事
再会が出来ると信じる事
あの苦痛の日々を過ごす中、泣かないのよね…
東北の被災地の方々の強さを思い出した
遺体を見つけられれないと終わらないし…
笑顔じゃないと、遺体捜索なんて出来ないよ…
哀れみとか同情は何の力にもならんのよね
で、結局最後の当局の言葉が身に沁みる
あなたは、当事者だから声を大にする
今回の事件もあなたの身近な人が被害者で
なければ、声をあげてないし興味がないはず!
誰もが、自分の利が最優先であると
突きつけられたよね
ラストのナレーションは
やはりそうか…と権力には勝てない虚しさ
見て見ぬふりをする事が賢いのか?
理不尽な事に思わず反射的に動いてしまう
父子の姿を勇ましいと思えるか?
愚かと思うのか?
色々考えさせられる題材の映画だった