すず

ある少年の告白のすずのレビュー・感想・評価

ある少年の告白(2018年製作の映画)
2.0
知らなかった、何あの施設😨

同性愛者矯正施設。強制的に変える⁉そんなことが可能なの?

同性愛は選んだ結果であり、選択を変えれば良い。男らしい、女らしい自分を演じろ。こんな自分になったのは誰のせいだ!憎め。憎め。

いや~施設の教えはわけわかめです😅心の清算とか悪魔払いとか神とか無神論者には意味不明、嫌悪、怒りすら覚える。これに疑問を持つ入所者は彼だけじゃない。でも、施設での治療内容は言えない決まり。耐えて出所すればこんなヘンテコ施設とおさらばという者もいる。これは自己否定や自我がおかしくなりそう。生まれてきちゃいけなかった、いなくなりたい。そう思う人がどれだけいたことか。治療のはずが心の病を患うリスクが高い。

こどもの話をちゃんと聞いてあげられなかった父親。何かがおかしい。やっとわかってくれた母親。

受け入れなれなくても愛してる。愛してるから受け入れて当然、とはならないのが現実。[いろとりどりの親子]でもそんなこと言ってたなー。

親子の話でもあるのでグッとくるポイントでもあるけど、ストーリーは淡々としていて山場も小さい。もっと何かあるのかと思ったのに。知らない事実を1つ知れたことは良かった。

今でもそういう施設は存在するらしい😨また、今まで受けてきた者の半数が未成年者。終わった話ではなく、今も尚、苦しんでいる人がいる。変わらなければいけないのは、彼らじゃない。世界が受け入れるよう変わらなければ。いつまでも同じように拒絶、否定するのではなく、時代の移り変わりを私たちが受け入れる時が来ている。
自分が自分でいられる世の中へ。
そのままでいいんだよ(*˘︶˘*).。.:*


余談
生まれ変わったあつぎのえいがかんkiki。慣れないけど、慣れなきゃなんだよね。今までどれだけ甘えてきたかわかった。いつも開場前にアナウンスしてくれるし、整理券の回収に抜けがあると館内を回って声かけしてくれる。今回レビューを書くのに集中してたら上映始まってた。声かけはなかった。これが普通なんだよね。自分がしっかりしてればすむこと。前のスタッフさんには感謝。
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