ものすごくペルーに行ってみたくなりました。海に山に湖に熱帯雨林と、自然が豊かで歴史もあり、料理も美味しそうでした。とても魅力的な国です。自然があって、人間がいるというスタンスが本当にいいなと思います。コンクリートジャングルに生きる僕らにとっては忘れがちな感覚です。漁も伝統的な手法が受け継がれていて素敵でした。アンデスコンドルの言い伝えにはワクワクしました。実際の生態もすごくかっこいいです。本能的に覚悟を持っている、高尚な生き物だなと思いました。今も先住民や部族がたくさんいて、昔ながらのライフスタイルで暮らしているのも、興味をそそられる部分でした。日本でもあそこまでとは言わずとも、昔からの暮らし方をしている人たちがいたりするのでしょうか。日本のドキュメンタリーもあれば見てみたいです。あと、水平線に沈む太陽に別れを告げるために、笛を吹いていた兄弟が印象的です。音楽は元々人のためではなく、自然だったり神様だったり、なにか超越的なものに捧げられるものだったんだということを感じさせられました。ライブしたいなんか言うてる場合ちゃうわ。中学のときくらいまでは、日本を出て南米かオセアニアあたりでのんびり仕事をしながら生活したいなと思っていました。そうなると当然なかなか日本には帰ってこられないし、友だちとも離れ離れになってしまいます。今はそれが悲しくて日本から離れたくありません。新しい出会いがあるのはわかるんやけど、東京にすら行きたくないです。就職したらみんな散り散りになるんかなあ。既にちょっぴり、いやかなり寂しいです。あともうちょっとを楽しく過ごせるといいな。